ゆずたろの観劇備忘録

観劇の記録用。小劇場系演劇に急にハマってしまった人。とんでもなく初心者です。X-QUESTさんの現場に行くのが夢。

LICHT-ER「グレートフルグレープフルーツ」

LICHT-ER「グレートフルグレープフルーツ」

 

4月16日(土)13時公演

会場:シアターグリーン BASE THEATER

 

今回もざつ〜にゆる〜く感想をば。

 

12時10分くらいに到着。

すでに10人ほど並んでらしたのでそのまま並ぶ。

おかげで1列目下手でみれた…!(自由席)

この下手が個人的に最高だったのです…!

 

とりあえず客入れ音楽がなんか好き系のボーカル多くて最高だったのでプレイリスト公開してほしさ(林檎ねえさんがいた気がした)

 

 

福圓さん、常に酩酊しているヒカリの演技がうますぎてすごい。一人の酒好きとしてはまじで酔ってんじゃねえの??っておもうくらいガチの酔っぱらいの動きだった…。

豪胆でキュートなヒカリの魅力は終始弾けてた。もう居ないお父さんとのシーンでは所在なげな子供のような、そこのシーンまで見せてこなかったなんとも言えない表情をされていて「お父さん」への想いがそこに集約されていたかのように思いました。そこからグレープフルーツをかじる部分。生グレープフルーツでした?1列目だったのもあって香りと音と相まってヒカリの目に力が戻っていくコントラストがすばらしかった。

同時にそのシーンで常に泣いている若いヒカリを演じた吉田さん。眼前の彼女の悲しみにつられてすごい泣けてしまった。ここまで一緒に来ただろう「あの頃の私」を抱きしめた瞬間感情が駄目になりました…むかしむかしのわたしどうかあきらめないでなんですよ…(プリパラ)

 

テルオと影彦

たくまくんお得意の激重感情のターン。

(いやヒカリとパパもなかなかなんだけど)

テルオが麗しくかっこよすぎて影彦が大好きになっちゃうのもわかりだったんだけど何よりも影彦を求めていたのはテルオだったっていう…あのラストは彼らにとっての救いだったんだなと個人的には解釈したので涙がまじで止まらなかったやつです。しかも目の前…最高のものを浴びましたありがとうございました…。音羽さんとあるシーンで表情はそうでもないのに握りこぶしの震えが的確に感情を示していてサイコーなとこありました…。影彦のキャラメルポップコーンのくだり、2回目見たら泣くやつじゃん…配信で見なきゃ…でも影彦の過去がたりは森尾さんのシェイカーさばきに笑ってしまっていた…。あれはずるい。

 

そんな一人何役もこなす森尾さんすごかったな。ポップコーンのぶち撒け方も片付けるとこも好きすぎるしおひたしをあんな気色悪ワードにしてきたホームレスも神ってたけどやはり何よりヒカリとのシーンは綯い交ぜになった色んな感情が多くない口数にこもっててすごい素敵でした…。

 

そしてクヅ丸!!

今回やっと土田さん生で拝見できましてとても嬉しかったですし受付で素敵なものも頂いてしまって!ありがとうございます!!

舞台でもとてもシュッとしてらして素敵なんですけどグレグレの笑いの大半はクヅ丸の体当たりの事実からしてすごい。わかりやすくホの字になってみたりギャップ萌えのわかりやすいやつですね。展開が重いので、今回のメインストーリーの関係者の中でいちばん繋がりが薄くなによりヒカリさん命で行動してくクヅ丸は一時の清涼剤のようでしたよ。かわいかった。いちばんししこりに食べられないだろう男がだなぁって。

犬耳とてもお似合いでした最高。段差のアクシデントもお二人でうまい切り抜け方だったなって。

 

 

今回文字の出る演出や静止画の派生のような表現が多くってなんとなくアニメ制作会社で言えばシャ○トさんのような。美術はイヌカレーのような、ノイタや日曜0時枠アニメのような雰囲気があって好きなやつでした!

 

 

グレグレ2022本当に観にきて良かったと思える作品だった…。すべての要素が天才でしたね。

明日までの配信もアーカイブ時間中に追ってみなきゃだー。